システムエンジニアの人口は減少傾向にある。どの企業も人材不足に嘆いている。この状況は企業にとっては辛いことであるが、社員がシステムエンジニアのリーダーを狙うには大きなチャンスであると考えられるだろう。
この人材が不足している間にリーダーに就任できれば、金銭面での優遇が期待できる。企業としても責任の大きい立場を任せられる人材は確保しておきたいのが本音だと言えるため、重宝され可能性は高い。このチャンスをものにするためには、責任者にとって必要な要素を身に付けることが重要だろう。
まず挙げられるのは交渉術だ。クライアントとの交渉は開発チームの責任者が行う場合が多い。このクライアントとの交渉で上手く話を進めることができれば、企業からもチームのメンバーからも信頼を得られるはずだ。交渉が上手な人間はクライアントとの信頼関係も築きやすい。そのため条件の良い仕事を請け負える場面も増えることが期待できるだろう。
次に挙げられるのはチーム内での気遣いだ。質の高いシステムを開発するためには、チームワークが良くないといけない場面が増える。そのときにチーム内でのトラブルの種を摘み取れる能力があると、仕事のしやすい環境が出来上がるので、質の高いものを生み出せるのだ。
他にもコミュニケーション能力があると良いだろう。コミュニケーション能力が高ければ、人との会話の中から新しい情報を得られる場合がある。また最先端の技術を生み出すためのヒントも得られる可能性があることが考えられる。